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[488] どうも 投稿者:おるか 投稿日:2025/08/24(Sun) 12:49  

洗濯機さん

17 初蝉や家計簿の隅日記欄

とっても良い句だと思いました。なるほど、御小さい頃の思い出があったからこその「初蝉」なんですね。夏休みもまだこれからという、子供本人としては意識していないにせよ張り切った気分があります。

大人的視点からだと、小さな日記欄に取り合わせるには、移ろいやすい日々の小さなあれこれを書き記すにも一抹の哀感、等を感じて、「残る蝉」とか取りあわせたくなりますけど。
なるほど。


[487] 御礼 投稿者:洗濯機 投稿日:2025/08/23(Sat) 22:45  

17 初蝉や家計簿の隅日記欄

拙句,採り上げていただきありがとうございます.

小生の小学生時代ですか,母親が家計簿を付けておりました.
当時出版されていた,女性月刊誌.「主婦の友」,「婦人生活」の
年末年始の付録です.「婦人公論」もたまにありましたが,これはハイブロウ.

その家計簿には欄の下方に空欄があって,それが「日記」メモ欄になっていました.
季節のこと,天候・暑さ寒さ,人事・来客,誰が来た誰に会ったとか.
たまに小学生の私がからかって声に出して読むと,とてもいやがりました.
ませたガキでした.

そんな記憶を句にした次第です.


[486] なるほど 投稿者:おるか 投稿日:2025/08/23(Sat) 10:49  

山椒魚さん

朝夕に蜩の声誘ふ声


ということでしたか。確かに蜩は誰かがタクトでも振ったかのように、一斉に鳴き始めますね。
誰の声なのでしょう。真夏の夜の夢の舞台監督の妖精でしょうか。



[485] 朝な夕なに 投稿者:山椒魚 投稿日:2025/08/23(Sat) 05:35  

朝夕に蜩の声誘ふ声 すっきりすました。
私はどうも切れが悪くて だらしなくなります。適切なアドバイスありがとうございました。


[484] 感想ですW 投稿者:おるか 投稿日:2025/08/22(Fri) 23:44  


14 朝に夕蜩の声誘ふ声            山椒魚さん

実はよくわからなかったのですが、『夕蜩」なのですか?
それとも「朝に夕に」ということなのでしょうか?「朝な夕なに」の意味ですよね?
でもそうでしたら、「朝夕に」でよいわけで、すみません。よくわかりませんでした。




19 大花火空にとどまる残暑かな            織女さん

見事な大花火が上がってもなお残暑はとどまっている。しぶといですねー。火の粉の中に吹っ飛んでもよさそうなものですのにね。



20 地獄にて元気にあるはセミとガキ          水種さん



もったいない!これはもったいない!!地獄で元気よくなく蝉の声というイメージはすっごく良いと思います。


地獄にて蜩の鳴きつのるかな     等等面白い取り合わせになると思いますよ!!



ガキをどうしても入れたいのでしたら

声しぼる蝉地獄また餓鬼地獄   とか?

水種さんの発想はいつも、おもしろいので、もう少し丁寧に作っていただけたら良くなるとおもいますけど。まぁ、御仕事に子育てにお忙しくていらっしゃるのでしょうけれど。






24 蜩は耳から胸に這入りこむ             九鼠さん


わかります。蜩の声って、おそろしいほど懐旧の思いを誘う声色ですよね。過ぎ去った歳月の光の凝った音色です。わけもなく泣ける。



[483] 感想ですV 投稿者:おるか 投稿日:2025/08/22(Fri) 03:27  



10 初蝉と声を合はせてからの恋            洗濯機さん

失礼かもしれませんが、ちょっと驚きましたね。洗濯機さんって恋句、お上手でいらしたんですね。

 連句の場合、恋の句は盛り上がるところです。短歌は、伝統的に相聞の世界ですから現代短歌も恋の歌は多い。俳句の世界に恋の句が少ないのは寂しい事だとおもっておりましたが、この一句、うまいです。
「初蝉!」と思わず声を合わせてしまって、笑いあって、そのまま見つめ合うことになるというドラマチックな流れが目に浮かびます。実に初々しく瑞々しい、けれど、単に若い少年少女というわけではない二人だということがわかります。「初蝉」って季語を知ってる俳人同士かもしれない大人の、しかも純な恋。上手い。




13 じつとりと居座る京の残暑かな            真里子さん

あ〜、わかる。「じっとり」が、ものすごく実感こもっていますね!「居座る」も、畳に汗が沁み込むような京都の暑さというものを感じさせます。




22 清張の鉄路いづこへ蝉時雨         織女さん


織女さんたくさんどくしょなさっていらっしゃるようですね。偉いなー。私はこのところ、まともに本も読めません。何もかも暑さのせいにするのもどうかとは思うのですが、どうにも気力が続かなくて。
松本清張ですか、う〜む。白状しますと私は松本清張は読んでなくて、感想を申し上げる資格がないんです。すみません。



3 逢ひびきの隙間埋めけり蝉時雨           洗濯機さん

この「隙間」ってなんでしょう?難しい恋をして、逢ってはいても、何かと齟齬が感じられてしまう、心の隙間ということかな、と思いますが、ふと言葉の途切れた合い間に蝉しぐれ、という映画のシーンのような光景、…かな?



4 残暑の香赤子の夜泣きに起こされて       水種さん



「残暑の香」良いですね。なんとなくわかります。春になるときは、春の香りがしますし、季節それぞれの香りってありますね。

残暑の香イコール赤ちゃんの香りというわけじゃない、ということを示すのにご苦労なさったのかもしれませんね。

夜泣きする赤子を抱けば残暑の香  などとすると赤ちゃんの匂いが、残暑の匂いでもあると、受け取られるでしょうからね。たしかにそのへんはちょっと、むずかしいですね。



11 複雑なコード進行セミセッション       水種さん


蝉達のセッションは、なかなか面白いですよね。私なぞはコラールとかオラトリオ等宗教音楽的な印象を持ってしまいますが、コード進行を聞き取っていらっしゃるとは、すごい。それを、簡単に「複雑」ですましてしまうのはやや食い足りない感じがします。


[482] 感想ですU 投稿者:おるか 投稿日:2025/08/20(Wed) 02:39  



17 初蝉や家計簿の隅日記欄         洗濯機さん


実にいいもの発見なさいましたね!こういう、非常に淡い情趣を捉えるのは、俳句ならでは、のことでしょう。
こまごました生活の支出やらなんやらの端っこに.おそらくほんの一言かそこらしか書くことも.ないのでしょうけれど、その一言にどれほどの思いが去来していることか。

禅の祖師方は「照顧脚下」とおっしゃいます。また南米の呪術師の方々も同じようなことをおっしゃいます。
それは、「永遠不変の真理とか人生の意味とかいった大問題を考えることが精神を高め、鍛える、と考えるのは順序が逆なんで、日々のこまごました雑事の苦労とか、めんどうでストレスフルな生活の悩みほど人の精神を鍛えるものはなく、そういうことに自在に対応できるほど心が練れたら、どんな大問題にも楽々と対応できるようになるであろう。」…なのだそうです。家計簿の端っこに書き加えられた一言は万金に価することでしょう。


1 古沢庵余さずに煮る残暑かな         ともこさん

あ〜沢庵の煮たの、珍味ですね。生姜をたっぷり添えていただきます。はくじょうすると自分で作ったことはないのですけど。
新たにたくあん漬けを作る前に古漬けになってしまったものを再生する技なのでしょう。残暑の中、なかなか大変そうです。




8 暫くを現に戻り秋の蝉                真里子さん


これは、作者自身が何かに没頭なさっていて、ふと我に返ると、秋の蝉が鳴いていた、ということなのでしょうね。蝉が恋に夢中だったのが、ふいに「もう、秋だ!」と思った、というのではなくて。
ゆめとうつつのあいだのさかいをなすような蝉の声。今夕も蜩がひたすらに鳴いていました。



9 法師蝉時間の隙を縫ふやうに             真里子さん


蝉ってふと鳴きやむ瞬間がありますね。その後詠唱のように一匹が鳴き、後を追うように合唱がワッと盛り上がる。あの一瞬が、大げさに聞こえる顔しれませんが、感動的なくらいの間、なんですよね。こういうこと良く知りもせずをかんたんに 言ってしまうのも気が引けますが,聖歌の合唱みたいなかんどうてきな間合に聞こえます。





23 老いの坂のらりくらりの秋暑し          山椒魚さん


残暑ではなく「秋暑し」を選ばれたことに感心しました。「秋暑し」の方がぐっと良いですもの。まだまだ夏の如く暑いというところにしたたかさがみてとれます。






7 つくつくし一歩に黙りて二歩に去る         ともこさん


歩を進めるさきに法師蝉がいたんですね。人の気配に黙った蝉が、もう一歩進めると飛び去ってしまった。一抹の寂しさと驚かしてしまった淡い罪悪感と。作者の繊細さがうかがわれます。


[481] 感想です 投稿者:おるか 投稿日:2025/08/19(Tue) 01:37  



21 落蝉のもういちど翔びまた落ちし     九鼠sann

この句のとおり蝉は最後の最後までじたばたしてますね。「いさぎよい」とか「従容として」などと言うことは全くない。それが自然なことなのでしょう。静かに逝くのも良いけれど、最後の一秒まで生に執着するのもまた風流。
生き物は、みな哀れです。




15 意思のあるもののごとくに残暑あり    九鼠さん


全くこのところの暑さは尋常じゃありませんね。追っ払えるものなら追っ払ってみろ!とばかり居座っているこのあつさ。ひょっとすると本当に地球の意志なのかもしれませんよ。人間のやりたい放題をいさめているのかもしれませんからね。




18 戸袋の奥に残暑の翳り在り     山椒魚さん


いやはや、戸袋の奥まで覗いて残暑の翳りを発見する。俳人って、こういうものですね。戸袋の奥って、確かにムワッとしてそうです。




2 蝉しぐれ抜けて明るきかずら橋         ともこさん


茂り合う木々の間の山道に、蝉の声がかまびすしいまでに降ってくる。そこを抜けた先の高いつり橋の上の明るさとの対象が印象的です。涼しい風も吹いて来そうですね。



5 空蝉の山門を入る夢十夜             織女さん


私も漱石の「夢十夜」好きな作品です。どの話も心に残りますね。

漱石は御寺の門の前まで行って引き返す。宗教的な世界に惹かれはするが、それは自分の世界ではないと自覚していた。芭蕉翁も禅に惹かれるけれど本格的に出家するまでに至らない、何もできず「無能無才にしてただこの一筋(俳句)につながる」と幻住庵の記に書いていました。

空蝉の落ちている山門を入れば、あたかも墓から咲き出す百合の花のように、夢か現か。人の一生も蝉のひと夏も 同じく儚くもまた永遠にも思われる。美しいです。


[480] 感想です 投稿者:ともこ 投稿日:2025/08/18(Mon) 19:07  

6 彫像の亀裂に沁みる雨残暑
この句がすばらしいと思うのは、彫像のひびにしみ込む雨が「残暑の雨」だからです。
春雨でもなく、雷雨でもなく、秋雨でもなく、時雨でもない。
残暑の雨でなければならない、という迫力を感じました。

9 法師蝉時間の隙を縫ふやうに
15 意思のあるもののごとくに残暑あり
18 戸袋の奥に残暑の翳り在り
うまく表現できませんが、とても惹かれる作品です。
このような俳句を作る領域に、まだまだ遠く届かない自分がいます。

23 老いの坂のらりくらりの秋暑し
「老いの坂」という表現がとてもいいですね!残暑の季節に合わせたのも、ぴったりと思いました。


[479] 結果発表! 投稿者:おるか 投稿日:2025/08/16(Sat) 22:39  


水族館句会八月

兼題  残暑  蝉



◎◎〇21 落蝉のもういちど翔びまた落ちし     九鼠
◎〇〇〇〇15 意思のあるもののごとくに残暑あり 九鼠
◎〇〇〇6 彫像の亀裂に沁みる雨残暑     おるか
◎〇〇〇18 戸袋の奥に残暑の翳り在り     山椒魚
◎〇〇2 蝉しぐれ抜けて明るきかずら橋         ともこ
◎〇5 空蝉の山門を入る夢十夜             織女
◎〇17 初蝉や家計簿の隅日記欄             洗濯機
〇〇〇1 古沢庵余さずに煮る残暑かな         ともこ
〇〇〇16そぞろ神立つひぐらしの音の途絶え         おるか
〇〇8 暫くを現に戻り秋の蝉                真里子
〇〇9 法師蝉時間の隙を縫ふやうに             真里子
〇〇23 老いの坂のらりくらりの秋暑し          山椒魚
〇7 つくつくし一歩に黙りて二歩に去る         ともこ
〇10 初蝉と声を合はせてからの恋            洗濯機
〇12 ひぐらしや泪はわけもなくあふれ          おるか
〇13 じつとりと居座る京の残暑かな            真里子
〇22 清張の鉄路いづこへ蝉時雨            織女
3 逢ひびきの隙間埋めけり蝉時雨           洗濯機
4 残暑の香赤子の夜泣きに起こされて           水種
11 複雑なコード進行セミセッション       水種
14 朝に夕蜩の声誘ふ声            山椒魚
19 大花火空にとどまる残暑かな            織女
20 地獄にて元気にあるはセミとガキ          水種
24 蜩は耳から胸に這入りこむ             九鼠



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