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[2242] 選句 投稿者:洗濯機 投稿日:2024/04/16(Tue) 15:33  

◎10 石垣のけふをしづかに花大根

○9 少年は地雷掃除へ石鹸玉
○11 西行桜石の支へのありにけり
○21 客人の昔語りにてふてふ来
○32 花の雲石垣の反り城の址

感想は後刻

次の二句・質問

25 初現場ゆらめき祝ういしぼたん
「初現場」の意味が?です.
「いしぼたん」は辞書を引きました.

36 石眼の緑瞠く穀雨かな
「瞠く」の読みが?です.



[2241] 私の選句 投稿者:案山子 投稿日:2024/04/16(Tue) 15:05  

◎  34 落花ひとひら墓石を滑る忌日かな  七七五調 この忌日は西行忌でしょう。単に忌日とした。
   花と西行では付き過ぎになるので。
   西行は桜を大変好んだそうで、「忌日」が決め手になりました。このお墓の実景で、
   墓地の中に桜が植えてありましょうから、桜のお好きな方のお墓なのでしょうね。
   その方も桜の満開のころの忌日だろうと考えましたら、その方の傍らにいた人がこの桜を植えたのでしょう。
   その方がうらやましくなりました、愛されていたのでしょうね。

〇  11 西行桜石の支へのありにけり  これも七七五調。たぶん上のお句と作者は同じと思います。
   桜を植えた人は桜の成長を楽しみながらその木を大切にしていたのでしょう。この作者は普段気付
   ずにいましたが、この時になってやっとそのことに気付かされまして、感動されましたのでしょう。
   あっ‼あの石が木を支えていたんだなーと まさに西行の様に。

〇  16 石打ちてこぼるる風の雪柳  ちょっとわかり難いお句。風に吹かれる雪柳を詠んだお句と考え
   ました。余り風は無くても雪柳と聞けば風を意識できますが。雪柳の枝が風に吹かれ石に打ちつけられ
   たと、私は読みました。こうしてみると「風」のまえにある「こぼるる」が生きて来て調べが成るよう   
   に思えましたが、、、。勿論こぼるるのは雪柳の花びらですが、、。

〇  27 黄蝶や石仏の嘆き聞いてをり  トンボは同じところでホバリングを巧みにこなします。蝶はそんな
   器用さはありませんが同じあたりで舞っていたりします。石仏の頭あたりでそういった舞い方をしま
   すとあたかも何か聞いたり言ったりしているように見えます。
   このお句は私の心を温かくしてくれました。「聞ひて」は「聞いて」。

〇  35 ひとときを草書のリズム初蝶来 僕は習字は苦手。草書のリズムは知りませんが多分力を入れたり、
   力を溜めたり、止めにもリズムがあるんだろうなーと勝手に想像しているところです。初蝶の見る頃は、
   風なんかも強くて蝶には辛そうだとも感じています。初蝶のなんだか戸惑うような、躊躇うような動きは
   かわいそうな気もします。草書の止めたり伸ばしたりがそんな躊躇いがちな初蝶の動きに似ている部分を、
   字を書く「ひととき」との発想に感心しているところです。 

 
 



 


[2240] 選句のみ 投稿者:KUMI 投稿日:2024/04/16(Tue) 14:55  

◎22 淡路より吊り橋伝ひ初蝶来

〇2 舞ふときは無音蝶落ちる爆音
○6 虚言癖群れ蝶に囲まれてより
〇7 雀の子足軽やかに石畳
〇16 石打ちてこぼるる風の雪やなぎ




[2239] 選句 投稿者:九鼠 投稿日:2024/04/16(Tue) 13:17  

◎11 西行桜石の支へのありにけり

○6 虚言癖群れ蝶に囲まれてより
○28 蝶ついてくる藤色のランドセル
○31 眠る蝶ふくらんでゐる昼の月
○35 ひとときを草書のリズム初蝶来



[2238] 選句です 投稿者:風林 投稿日:2024/04/16(Tue) 05:46  

◎17 蝶見入り身動き出来ぬ猫と俺
〇8 散る桜踏み渡る石橋に月
〇16 石打ちてこぼるる風の雪やなぎ
〇21 客人の昔語りにてふてふ来
〇27 黄蝶や石仏の嘆き聞ひてをり



[2237] 選句です 投稿者:水種 投稿日:2024/04/16(Tue) 05:13  

◎21 客人の昔語りにてふてふ来
〇1 菜の花の蝶に化し我が夢に入る
〇6 虚言癖群れ蝶に囲まれてより
〇14 海渡る蝶の目に入る白き墓
〇34 落花ひとひら墓石を滑る忌日かな

毎度のことですが今回も季がさなりに苦しみました
入社式や初出社なども春の季語なんですね
それをどうにかしようとばかり考えてしまい、
俳句の受け手の楽しみだとかは選句の段階でやっとで思い出す、
そんなことがここ数回続いています


[2236] どうも 投稿者:おるか 投稿日:2024/04/15(Mon) 22:55  

北陸も葉桜になりました。

葉桜、嫌いじゃないです。

それでは選句お願いします。




[2235] 水族館句会四月 投稿者:おるか 投稿日:2024/04/15(Mon) 22:40  



水族館句会四月

 兼題  蝶  石

1 菜の花の蝶に化し我が夢に入る
2 舞ふときは無音蝶落ちる爆音
3 めかし込む雄の蝶たち初コンパ
4 マレー鉄道蝶道を雲よぎる
5 九合目よりは石山霧深し
6 虚言癖群れ蝶に囲まれてより
7 雀の子足軽やかに石畳
8 散る桜踏み渡る石橋に月
9 少年は地雷掃除へ石鹸玉
10 石垣のけふをしづかに花大根
11 西行桜石の支へのありにけり
12 新コート蝶のやうには着こなせず
13 私は初蝶ですと言ひにくる
14 海渡る蝶の目に入る白き墓
15 歌知らぬ蝶の屍の軽きこと
16 石打ちてこぼるる風の雪やなぎ
17 蝶見入り身動き出来ぬ猫と俺
18 春愁や波紋見たくて小石投げ
19 水温む瀬音に聞こゆ丸き石
20 雀鳴く石に染み入る春うらら
21 客人の昔語りにてふてふ来
22 淡路より吊り橋伝ひ初蝶来
23 トルコ石のやうな瞳をもつ仔猫
24 羽なれど蝶には宙に舞ふ衣
25 初現場ゆらめき祝ういしぼたん
26 病棟は子どもたちだけ石鹸玉
27 黄蝶や石仏の嘆き聞ひてをり
28 蝶ついてくる藤色のランドセル
29 久々の孫へ馳走や石鹸玉
30 青緑マグに呼ばれて庭の蝶
31 眠る蝶ふくらんでゐる昼の月
32 花の雲石垣の反り城の址
33 祭神の遠野の石ををろがめる
34 落花ひとひら墓石を滑る忌日かな
35 ひとときを草書のリズム初蝶来
36 石眼の緑瞠く穀雨かな




[2234] 兼題発表! 投稿者:おるか 投稿日:2024/04/03(Wed) 00:42  

四月の兼題は

蝶 と  石

桜の季節に石とは何だ、とお感じになる向きもあろうかとは存じますが、「花一切」は何度も兼題にしてますしね。

木花開耶媛と磐永媛 みたいに縁があるような気もしますし。


[2233] 感想 投稿者:おるか 投稿日:2024/03/26(Tue) 23:43  



12 ときをりは険しき眼内裏雛     真里子さん

険しい眼の内裏雛って、かなり怖いですね。お雛様のお顔も、能面の照り曇り同様、見ている者の心を映すのでもあるのでしょうけれど。まぁ、多少怖くても、きれいに包んでしまってしまえば、すみますものね。



19 祖母たちの記憶微笑むお雛様     水種さん


御雛祭は女性のお祭りということですから、記憶の中のおばあ様方が楽しそうに笑いあったりシロザケを飲んだりする姿が自然に思い起こされるのでしょう。淡い哀感が、お雛様の白い顔に漂って見えます。


22 墓参り水が冷たい鳥曇         水種さん

冷たそうですねー。でも、「冷たし」は冬の季語なんですよ。「冷たい」を言わない方法を考えるのも面白いですよ。

 墓洗う水手に沁みる鳥曇  とか。



23 燗銅壺わが子守歌鳥曇         洗濯機さん


燗銅壺は燗をつけるためのお道具ですか。自動的に好みの温度の燗をつけてくれる機械もあるんですってね。


 その銅壺のなかで燗徳利のぐつぐつと立て始める音が、わが子守歌である。なかなか粋な子守唄ですね。
 旅への思いを誘う鳥曇の空を頭上に感じながらも、一隅を守りつつひとときの酩酊にあそぶ。味のある境涯ですね。


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